UBUD

特徴

　本船は、1月31日、香港のワールドワイドシッピングの100％子会社であるパナマ籍法人GRATON S.A.に引き渡した。同社より受注した2隻(1番船は平成9年7月受注、2番船は同年12月受注／本年4月引渡し予定)の内の1番船で、全世界を航路とし原油輸送に従事する予定である。
　なお、ワールドワイド社が日本でVLCCを建造したのは十数年ぶりとなる。
　今回の商談に至っては、過去十数年間、同社とIHIとの間に親密な関係が維持されてきたことと、本船が従来タイプの船型と比べやや大型化され、最大200万バレルの原油を積載でき、国際航海のみならず日本国内への航海にも適用できるIHIの最新デザインが評価されたことにより実現した。
今回の引き渡しによりIHIのダブルハルVLCCの建造実績は9隻となり、引き続き同工場にて8隻のVLCCを連続建造していく予定である。

要目