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AL BIDDA

特徴

 本船は、日本の電力・ガス会社向けの、カタールからのLNG輸送に投入される予定で、当社および三井造船(株)、三菱重工(株)がコンソーシアムを組み・受注した10隻シリーズの第9番船である。なお、当社は同プロジ工クト向けの第3番船「AL RAYYAN(アル・レイヤーン)」を一昨年3月に、また第6番船「AL WAKRAH(アル・ワックラ」を昨年12月に引渡しており、順調な運航が報告されている。
1.本船は5個のモス型球形独立型タンク(135,310m3)を持つ世界最大級のLNG運搬船である。
2.LNGタンクには当社が独自で開発した川崎パネル方式による防熱システムを採用し、高い防熱効果によリLNGの蒸発率は0.15%/日以下となっている。
3.貨物タンク区画は、二重船殻、二重底構造とし、LNGタンクはその内側に配置されているため、船体損傷時でも直接タンクに損傷がおよばないよう安全に保護されている。
4.荷役関係の監視畑周は船橋直下の居住区前面、マニホールド部の見通しが良いパイプパッセージとほば同一レベルに設けた荷役制御室で行う。
 機関関係の監視・制御は機関室内第二甲板上船首側に設けた機関制御室で行う。

要目

船種: LNG船
船籍: 日本
船主: 商船三井等4社
総トン数: 111,124.00
重量トン数: 72,462.00 metric tons
135,270m3
全長: 297.50 m
幅: 45.70 m
深さ: 25.50 m
夏季乾舷喫水: 11.20 m
主機関: 蒸気タービン機関1基
最大出力: 35,924
航海速力: 21.30 knots
船級: NK
造船所: 川崎重工業
竣工年月日: 1999年11月
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